EPS設備

設備名 保有台数
成形機 15台
ブロック成形機 1台
ボイラー 2台
コンプレッサー 4台
予備発泡機 4台
スチレンカッター 6台
乾燥室 3台

 

製作の流れ

農業、工業、食品、医療、土木・建築等、様々な産業分野向けに包装設計や新規用途開発を行い、お客様のニーズにお応えします。

発泡スチロール製作の流れ

1:試作設計

製品の用途や要件を伺い、それに基づいて製品の特性や機能を決定します。材料の選定、プロセスの検討、スケジュールの確認などを行ない、具体的な製品の試作設計をします。形状や寸法、材料などが決定され、試作品の製作に向けて準備が進められます。

2:予備発泡熟成

発泡スチロールの原料を準備し、発泡プロセスに必要な条件を整えて予備発泡を行います。この段階では製品の形状や特性を安定させるための工程です。

3:成形加工

予備発泡されたスチロールを成形機にかけて、製品の形状に合わせて加工します。圧力や温度を調整して製品の密度や硬度を調整し、仕上がりを整えます。

4:試験検査

製品の品質や性能を確認するための試験を実施します。耐久性や耐衝撃性、密封性など、ユーザーニーズに合致するかどうかを検証し、必要に応じて修正を加えます。

5:配送

配送手段を選定してお客様へ配送します。梱包や保護措置を施して製品が安全に運搬されるように配慮します。製品の使用や効果に関するフィードバックを受け付け、今後の改良や製品ラインの拡充に活かします。

 

発泡スチロールが環境にやさしい理由


発泡スチロールの原料は、中に発泡剤が入った直径1mm程度のポリスチレンの粒(ビーズ)です。 原料ビーズを蒸気(スチーム)で加熱し約50倍に膨らませて作ります。
約50倍の発泡体のため製品全体(体積)の98%が空気でできており、石油製品の原料ビーズは、わずか2%しか使われていません。 省資源性に大変優れた製品と言えます。
リサイクル率が高い素材です(2022年実績:92.3%)
 

LCI比較

発泡スチロール協会では、緩衝材を選ぶ際の一つの基準として発泡スチロール(EPS)と段ボール素材の環境負荷比較(LCI比較)を実施しました。一般的に環境に優しいとされる段ボールが常にEPSより優れているわけではなく、EPSが段ボールに比べて環境負荷が低いことが結果から明らかになりました。

詳細はクリックしてご覧ください。

これらは緩衝材を選ぶ際の重要な参考情報で、環境への影響を考慮される企業や個人にとって価値あるデータと言えます。また、環境負荷の観点から最適な緩衝材の選定は、持続可能な社会づくりに貢献する重要なステップになります。


使用データベース

  • LCIデータベース IDEA (Inventory Database for Environmental Analysis) Ver.3.3
  • 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEAラボ

データ出典

  • 使用済EPSの有効利用率(2022年実績)発泡スチロール協会
  • プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況( 2021年) 一社プラスチック循環利用協会
  • 参考 EPS製品の環境負荷(LCI)分析調査報告書 (2006年11月) 発泡スチロール再資源化協会
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